文:ヒミ*オカジマ
(HiMi NY Corporation President、会話人、作家)
ねぇ、ヘレンケラーって知っとぉ? そらぁ、知っとぉ~てね。
そう、「見えない」「聞こえない」「喋れない」の三重苦から抜け出した女性の物語。いや~、考えただけでもゾッとするよね。ばってん、考えてん? これって百三十年前にあったできごとだけで片づけられると思う? おいら、いつも思うっちゃんね。現代にもこのヘレンケラーは存在するって。どういう意味かっていうとね、あなたは目が見えていますか? 耳は聞こえていますか? 喋れますか?って尋ねたらどう答える? もちろん、ほとんどの人はそんなのあたり前ジャン!って云うと思う。
じゃ、こう質問したらどうなる? 「あなたは未来が明確に見えていますか?」「あなたは人の話を本当に理解してその声がきちんと聞こえていますか?」「いざという時、ちゃんと口を開いてモノ申すが言え、そして喋れますか?」ってね。ドキッとした人いると思うよ。
人間ってね、言葉を持つが故に自分が何者かさえ見えなくなってしまったとよ。中国のことわざに、「鳥は空が見えない、魚は水が見えない、そして人間は自分が見えない」という。「私のことをわかってくれない」なんて云う人もおるばってんくさ、「私のことをわかってくれない」なんてほざく前に、自分が何者かをきちんと理解していなくて、なんで人がわかってくれるの?
おいら、よくいう言葉に、「人間から言葉を引いたら何も残らない」という。
そんなこと言うと、「いいや、《愛》は残る」なんて云う人もおるっちゃけど、残念やけど、《愛》というのも言葉ね。
だけん、人間から言葉を引いたら何も残らんとよ。おいら、「言葉」を凄く大切にしている。自分の言葉が未来を創りだすというのも知っているから。
ヘレンがね、自身の日記の中でこんな言葉を残しとぉとよ。
「言葉というものがあるのを初めて悟った日の晩、ベッドの中で私は嬉しくて嬉しくて、この時、初めて早く明日になればいいと思いました。私のその時ほどの喜びを経験した子供はほかにいないでしょう」
今見ても凄く重い言葉よね。
あなたは何のために今日を生きていますか? お金のため? 名誉のため? 別にそれが悪いとは云わんばってん、この世で悲しいことはお金がないことでも家が無いことでも、名誉が無いことでもなんでもない。自分にとっての人生観が無いことが悲しいんだと思う。
人生は自分の言葉。そして、全てが自作自演とよ。誰のせいでもないけんね。
そして人生に大切なのは、自分にとってのお師匠様の存在。
ヘレンケラーにサリバン先生が居たように…。あなたは、あなたを生かしてくれる人生の師匠をちゃんともっていますか?

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