「踊るで、しかし」は、毎月第3木曜日にニューヨークで発行される読者参加型のフリーペーパーです
2001年9月の創刊から10〜40代に絶大な人気を誇るお笑い系フリーペーパーとしてNY在住日本人に認知されています。
ライター陣は政治家、お笑い芸人から構成作家までと幅広く、イラスト入り「NY人間図鑑」はNY日本人社会を反映させていると大人気。
毎月開催するクラブイベント情報も掲載中です。

国会発信コラム

1969年から1年半、NYに滞在した松浪健四郎による激励コラム
matsunami

文:松浪健四郎(文部科学副大臣)
体大時代、全日本学生選手権優勝を経て、東ミシガン大学にスカウトされる。その後、NYアスレチッククラブ所属選手となり、全米レスリング優勝。専修大教授から1996年より衆議院議員。

「脅威」

与党アフガニスタン調査団とカルザイ大統領が会談する模様。

 困ったものである。私たちの日本国は、みごとに北朝鮮・金正日総書記にベロベロになめられている。日本国民としての誇りは踏みにじられ、総書記の高笑いの声が聞こえてくる。平成18年のミサイル発射、核実験発表を受けて、わが国が輸入禁止、船舶の入港禁止等、制裁措置をとってきた。なのに、北朝鮮政府は、ビクともしないのである。
 さらにきつい措置を日本政府は検討中だが、北朝鮮への効果は高いとはいえない。北朝鮮と国交のある国が、日本の肩がわり的役割を果たすからである。ちっとも困らないのだ。で、なめられ続けることとなる。
 北朝鮮の「テポドン2」は、日本上空を通過した。北朝鮮のミサイルが、簡単に日本領土に撃ち込まれると再認識させられたのである。つまり、北朝鮮が本気になれば、わが国は火の海となり、国民の生命を護ることなどできないと明確になったのだ。
 国会は、北朝鮮への抗議を決議した。が、民主党は賛成したものの、決議案の提案者とはならず、自民・公明だけが提案した。驚いてはいけない。共産党は抗議決議に反対したのだ。私の目には国賊と映る。
 社民党は、採決を棄権した。なぜ、北朝鮮へ抗議しようとしないのか、社民党も共産党同様、国賊政党にしか映らない。ミサイルを撃つことに反対しない政党があることを忘れてはなるまい。こんな社民党と民主党は選挙協力することになっている。正気の沙汰といえるだろうか。国を売る協力ということか。
 日本は専守防衛の実力しかもたず、北朝鮮をはじめ、他国へ攻撃する手段や装備を保持していない。いわば、やられるのを待つだけの国家なのである。これで本当にいいのだろうか。法律は、当然のこととして、あらゆる面での見直しが求められようか。
 独裁国家・北朝鮮は、民主国家・日本よりも、軍事的には優位に立つ。で、ベロベロになめられるばかり。この屈辱は、日本国民として看過できないのは申すまでもない。この国の安全のためには、憲法改正から始めねばならないのである。

 もし、日本がアメリカと安保条約を結んでいなければどうなるか、考えただけでも背筋が寒くなる。沖縄県にアメリカ軍の日本にある基地の75%も集中していて、「出て行け!」の大合唱があるけれど、地政学的視点からすれば納得できる。アメリカ軍の再編で、一部はグアム島に移るにつけても、アメリカ軍の存在は大きい。日本の安全のためには不可欠なのだ。
 そのグアム移転に、社民党や共産党が反対するという。その移転費の一部を日本政府が負担するからである。「出て行け!」だけど金は出すなという論だ。この人たちの隣国の脅威を感じない鈍感さ、私には理解できぬ。

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