文:松浪健四郎(文部科学副大臣)
体大時代、全日本学生選手権優勝を経て、東ミシガン大学にスカウトされる。その後、NYアスレチッククラブ所属選手となり、全米レスリング優勝。専修大教授から1996年より衆議院議員。
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自民党・公明党の与党のみならず、私も同時に散った。厳しい国民の審判であった。過日の総選挙は、ただのチェンジではなく、本当の「革命」だったと述懐する。
ともあれ、すべてが無事に終わり、元文部科学副大臣の私は、一市民に無事戻った。
「無事」という意味は、選挙違反もなく堂々と戦ったことを指し、自由に好きなことのできる身分を手中にしたことだ。
激しい選挙戦、支援者の皆様には、
感謝、感謝、である。誠に有難いことであった。私個人のために誠意を持って協力して下さった。
感謝、感謝、のみだ。
人間は、時に、近視眼的である。そのおりの現実に大ショックを受けて、立ち直れなく
なったりする。永い人生、一コマ、一コマにショックを受けているようでは病気までも
招来させてしまう。私は、敗れても元気一杯だ。
気力も体力も十分である。自由な身となった今後、これからどうするか、それを思考するだけでも楽しいではないか。明確なことは、支援して下さった多勢の人たちに失望を与えてはならないことであろう。そのために頭と心を働かせる必要がある。
今回の「革命」で、あれこれ批判したり、立派な評論をして下さる方々が多い。すべて、
タワゴトに映る。与党が野党に転じた事実を素直に認めればいい話ではないか。
敗軍の将は、何も語ってはならない。武士は、死を覚悟して戦ったであろうが、命が残されたことに感謝さえすればいいのだ。命さえあれば、次なる行動に移れるではないか。
私は、楽天家ではない。世の中の厳しさを今まで幾度も甘授してきた者である。が、
そこで、失望したりはしない。天から方向の転換を教示されたのだと理解する。人生の
中で、いろんな出来事を体験する。その出来事が、本人にとって大きいのか、それとも小さいのか、理解度は人によって異なろう。
いずれにせよ、私は感謝を忘れない。人間の原点であると思う。それにしても、イランの核開発や
アフガニスタンの情勢が気にかかる。私方の人脈や体験をナマの政治に生かすことができないのが悔しい。
頭を冷やし、心を洗い、体力を増強したい。次なる行動、挑戦は、私の胸でじっくりと練らねばならない。私の存在が、どんなものなのか、それもよく考えてみたい。
敗戦が、私をさらに大きくする機会だと思い、前を向いて走りたいものだ。
暖かいご支援をいただいた世界中の皆様に御礼を申し上げる。誠に有難うございました。
「松浪健四郎」は、まだまだ消えませんぞ。
