
文:ミスターM
笑いの観点から社会を正す謎の男
私がコレを書いている今、クリスマスシーズン到来ということでちょっと外へ出ると街は賑やかお祭り騒ぎです。
ツリーやらイルミネーションやらで飾られた街角をカップルどもが占拠しているわけですけど、何か普通に一人で道を歩いているだけで心のダメージを受けるというドラクエの毒沼みたいな仕様になってますから、こりゃもう全人類を呪うっきゃないですね。
そもそもクリスマスってのはキリストの誕生日か何かで、さらに昔の偉い司祭か誰かが貧しい子供の住む家に金貨を置いていったという心暖まるエピソードがありまして、そこから転じてクソガキにプレゼントをあげる日になったらしいです。
この行事が日本に取り込まれるとどういう経緯か知りませんが恋人と過ごす日みたいな余計な味付けがなされまして、おかげで我々非モテ族はサンタクロースを指して「赤い悪魔」と称するに至るわけですよ。
サンタのせいで身体だけでなく心まで寒さに打ち震えるクリスマス。
だいたい空飛ぶソリに乗ってプレゼントをバラ撒く太った爺さんなんて妄想の産物を容易に認めることは出来ません。て言うか妄想であれば我々非モテ族の方が遥かに勝っていますから。
例えばモテる気配の全くない私ですが、実はそんな私に恋をしているカワイコちゃんが何処かにいるかもしれない! 私への気持ちをひた隠している萌え美少女がいるかもしれない! 好きなのに素直になれないツンデレッ娘がいるかもしれない! そして聖なる夜を一人で過ごす私の所へやって来るかもしれない!
ピンポ~ン♪
「おう、何だオマエか。どうしたんだ? こんな時間に?」
「き、今日はクリスマスでしょ? アンタなんてどうせ一人だろうからケーキ作ってきてあげたわよ!」
「そっか、わざわざありがとう。じゃあ…」
「ちょ、ちょっと! 待ちなさいよ! せっかく来てあげたのにもう帰すつもり!? お茶くらい出しなさい!」
「そうだな、一緒にそのケーキ食おうか。」
「勘違いしないでよね! べ、別にクリスマスをアンタなんかと過ごしたいわけじゃないんだから! ヒマだったからケーキ作ったついでに来ただけよ! さぁ、早くケーキの蝋燭に火をつけてよ!」
「うん、つけたから息を吹いて早く消してくれよ。」
「そ、そんなこと、出来るわけないじゃない、、、」
「え?」
「私の心に灯った恋の火を消せるわけないじゃない! みんなアンタのせいなんだから! 責任とってよね!」
「オマエ、、、」
こういう感じでツンデレッ娘が舞い降りてくるという素敵なプレゼントを毎年願っているわけですが、私の願いをサンタは一向に聞き入れてくれないようです。なわけで今年も孤独な夜を迎えます。
みんなサンタのせいなんだから! 責任とってよね!


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