
主な登場人物
矢間下 珍司…大阪府出身。大学生。サッカーと料理無しの人生なんて有り得ないと豪語
獅子戸 貝子…東京都出身。ダンサー。珍司の彼女。大のチーズとマヨネーズ好きで、得意料理は中華丼。
末岡 衆図…東京都出身。ミュージシャン。貝子の幼馴染みでもあり珍司の親友でもある。
達味 琢子…福岡県出身。ダンサー。アネゴ肌で貝子の良き相談相手料理は苦手だが、結構グルメ通
ドッディ…珍司の遊び友達でイタリア・ローマ出身のオットコトコ前君。
ラーメン戦争勃発の火付け役!来来軒

来来軒 |
営業時間
正午 - 2:30 AM(月~土)
正午 - 11:30 PM(日)
214 East 10th Street
( bet 1st & 2nd Ave)
Tel: 212-477-7030
*デリバリーお持ち帰り可能 |
|
仕事中の珍司の携帯電話に衆図からメールが入ってきた。
珍司に最近のお気に入りだと紹介した春香ちゃんの事でいろいろと話があるという。残業で遅くなりそうな珍司と衆図は家の近くのイーストビレッジにある来来軒で午後9時に会うことになった。
「おー衆図、待ったか?」珍司は10分ほど遅れて来来軒に到着した。
「いや、大丈夫、大丈夫・・・」明らかに元気のない衆図だった。
「どないしてん?まあビールでも飲もうや。すいません。ビール2本と餃子、それとチャーシューお願いします。」
「実は、この前お前に会わせた春香ちゃんの事なんだけど、駄目そうなんだよな。」
「そうか、結構色っぽい子やからなぁ。モテルやろ。男付きやったんか?」
「実は、この前お前と蕎麦屋に行った帰りにミッドタウンのバーに行ってそれとなくいろいろ聞いたんだよな。じゃあ、ニューヨークに来る前のノースキャロライナにいる前の彼氏が忘れられないとか言ってて、しかも今のルームメイトの事も気に入ってるみたいなんだよな。」
「恋の相談されたんかいな?遠距離とルームメイトか・・・なんかニューヨークではありがちな話やな。で、お前はなんて言ってん?」
「いやー、二股はいけないよ、ってじゃあ、衆図さんはお兄さんみたいだって。帰り際にこれからも色々恋の相談にのってくださいって・・・」
「お前、めちゃめちゃええ人になってるやんけ。お前はクサナギ君かい?」
そこに、チャーシューと餃子が運ばれてきた。

ギョーザ $4.60 |

チャーシュー $3.70
|
「おー、来来軒の餃子久しぶりやな。ここの餃子はホンマにジューシーやからのぉ。あと、このチャーシューは、酒のアテに最高や。この葱とタレを巻いて食べるシャキシャキ感が香ばしいわ。おい、クサナギ君も食べんかい。」
「俺、いい人お兄ちゃんでいいや。もう疲れた。久しぶりに恋したけど、やっぱ恋って疲れるよな。しかも、うまくいかないと余計に疲れるよ。でも、うまくいって付き合っても、どうせいつかは別れるんだし、別れる時って付き合う時の何倍ものパワー使うからな。いいや、いいや、俺は所詮しがない食いしん坊でいいよ。さぁー今日も食うぞ。すいません、味噌ラーメンと半チャーハン下さい。」
「それでこそ俺が知ってる衆図だよ。食いしん坊に悪い奴はいないで。えっと、僕は、この新発売のカレーラーメン下さい。」
衆図の前に味噌ラーメンと半チャーハン、珍司の前にカレーラーメンが運ばれてきた。
「うーワンダフルー、この日本の中華ファンに忠実な半チャーハン!武者震いするぐらいたまらないね。」

味噌ラーメン $7.40 |

半チャーハン $4.60 |

新発売カレーラーメン $7.40
|
「俺のカレーラーメンもなかなかやぞ。なんか懐かしい味がするな。カレー南蛮そばにも似てるけど、それよりももっとコクがあるし、まろやかやわ。」
「まろやかなのは当たり前でしょ。ここのスープは鶏がら・海鮮ベースであっさりまろやかの基本だからね。添加物も一切合切使用していないらしいよ。俺の味噌ラーメンもいい感じ!甘いと思えば最後にピリ辛、ほんのりガーリックの風味もするし、これは、何種類も味噌をブレンドしてるね。具の蒸し鶏もナイスアイスティー!この味噌ラーメンは来来軒ブランドと呼ばせてもらおう。」
「お前の体内には食いしん坊の血が流れているんやろうな。食べ物を入れれば、もう元気やもんな。冬の後には必ず春が来るもんだよ。今度、パッと飲み会でもしようぜ。」
「飲み会って、お前なにかアテでもいるのかよ。」
「あほやな、お前は。お前、春香ちゃんのいい人兄ちゃん、つまり友達になったんだろ、春香ちゃんに頼めばええやんけ。」
「・・・お前ってほんと、残酷だよな・・・」
| |
|