
知る人ぞ知るピンナップガールが届ける脳天気コラム
文:ピンナップガールのあゆみちゃん
ピンナップガールのあゆみちゃんの正体とは?セレブ御用達某店の有名美容師だとか。そんな彼女が体験するあゆみワールドを届けます。
第16回「I Kiss ハイジ」
HELLO、『踊るで、しかし』読者の皆様、おひさしぶりです。
ピンナップガールのあゆみちゃんは 日本(長野)に行っていました。日本のお正月なんて10年ぶり!?で、毎日、病院の集中治療室にいました。大好きなおばあちゃまが病に倒れ病院の集中治療室にいると日本にいる母から電話をもらった翌日、日本にすっ飛んでいったわけです。
長野に到着したのは大晦日の夜、大雪でした。雪が20センチ以上も積もり、スーツケースが動かなくて焦っちゃいましたが、そのまま気合いで病院に直行し、おばあちゃまのいる集中治療室に着いたのは夜9時をまわっていました。
おばあちゃまは鼻と口からチューブ 4本の点滴をし、意識は全くなく(今思えば寝てた)、ピンナップガールのあゆみちゃんは大泣きしてしまいましたが、寝ているおばあちゃまの手を握りながら、どれほどおばあちゃまのことを愛しているかを語り最後のお別れをして家に帰りました。
次の日、病院に行ってみると、昨日と全く変わらぬ様子で眠っていました。
ところが、手を握って話し掛けると目を開けピンナップガールのあゆみちゃんだと分かると、と~っても嬉しそうに微笑んでくれるではありませんか!! も~~ビックり!
ピンナップガールのあゆみちゃんの話を嬉しそうに聞いたり、ダーリンの写真を見たり(おばあちゃまはダーリンのために女学校以来の英語の勉強をしていたのだ!)年賀状を見たり、おばあちゃまは何か喋ろうとするのだけれど、口にチューブがはいっているから喋れなくて…でも、ピンナップガールのあゆみちゃんはカンを働かせて、 おばあちゃまの言いたいことをあててみたりと、朝から晩までず~~~っとおばあちゃまの隣に座って、おばあちゃまが眠っている間は本を読んですごしました。おかげさまで実家にある少女名作シリーズを全て読み終えてしまいました。やっぱ、アルプスの少女ハイジは名作中の名作ね☆
ピンナップガールのあゆみちゃんは長女でおばあちゃまにとっては初孫でそれはそれはかわいがられました。いまだにお小遣い、お年玉(数十万円)をいただいちゃっています。
特に、ピンナップガールのあゆみちゃんのお気に入りは、おばあちゃまと フランスと名付けた日当たりの良いリビングルームでレースブリブリの大きなソファーに寝転がって、おばあちゃまに買ってもらった、かわいいドレスを着て『りぼん』や『なかよし』を読みながらお菓子を食べながらゴロゴロすることでした。気分はもうマリーアントワネット!
あれから、ピンナップガールのあゆみちゃんは、ニューヨークに戻り、おばあちゃまは元気になり口からチューブも取れ喋れるようになり、退院の準備をしていた矢先、風邪をひいて天国にいってしまいました。
おじいちゃまのことをとっても愛していたおばあちゃまは、バレンタインデーに天国にいるおじいちゃまとデートの約束をしていたみたいです。
おばあちゃま、あゆみのことをいっぱい愛してくれてありがとう
ぺーターのおばあさんは、これまでにない楽しい冬をすごすことができました。
いつも足音に耳をすまし、それがハイジだとわかるとかみさまにむかってこうつぶやくのです
『ああありがたいあの子は今日もまた来てくれましたよ』
By アルプスの少女ハイジ